ボイスレコーダーは、乾電池や充電池を使用するためどうしてもバッテリー持続時間が限られてしまいます。少しでも長い時間録音したいと思うわけですが、音が出ていなくてもズーッと録音状態が続きその間、バッテリーは勢いよく消耗していきますし、あとから再生するときに無音状態の中で、録音された音声を探すのに非常に苦労します。
そんな中、現在は便利な機能が付いているボイスレコーダーが増えてきています。
ボイスレコーダーの説明の中に「VOX回路内蔵」とか「VOS機能搭載」などが出てきます。いろんな呼び方がありますが、これは、周囲の音声を感知して自動的に録音を開始し、周囲の音声が途切れると自動で録音を一時停止します。周囲の音声を感知するレベルを調整できる機種もあります。
これだと効率良く録音ができるわけですが、ボイスレコーダーの近くに音が出ていると（例えば冷蔵庫のような電化製品の作動音）連続して録音されてしまうので、常時音が出ていない環境の中で使用するのが効果的です。
また、これらの機能は、音のレベルによって録音されたりされなかったり、再生して聞いてみるとぶつ切り状態で音声の内容が分かりにくいといったデメリットもあります。
大切な内容を録音したい場合は、音声起動録音を使わずに連続録音モードでのご使用をお勧めします。