盗聴器発見器比較
目次
盗聴器発見器で盗聴器を探す前に
「盗聴されているかもしれない」と不安になったら、探偵や盗聴器発見業者に依頼するわけですが、調査料金は1部屋で2万~3万円、戸建て住宅を全部を調査するなら10万円前後と決して安くはありません。しかも、調査して実際に盗聴器が出てくるケースは極めて稀です。
普通、盗聴器がなかった場合、依頼者は安心すると思いますが、実際は安心どころ「がっかり」するケースが多いのに驚きます。
高い調査料金を出して盗聴器調査を依頼する前に、市販されている簡易型の盗聴器発見器で誰でも簡単に盗聴器を探す事ができます。
但し、その前に盗聴の仕組みや盗聴器の機能を十分に理解してから使用する事が前提となります。
盗聴の仕組みと盗聴器の種類
市販されている盗聴器のほとんどは電波で音声を飛ばして受信機で聞くという「無線式盗聴器(ワイヤレス発信機)」です。発信機なのでこの電波をキャッチできれば盗聴器があるかないかを判断することができます。
盗聴器には、いろんな種類があります。
室内に仕掛ける代表的な盗聴器
従来の盗聴器らしい形状なので目立たないように隠して設置します。
- ULX-40などと比べて、約1.5倍の長距離発信が可能です。電池は、汎用性の高い006P 9V電池ですから、どこでも手に入ります。
- スイッチをONするだけの簡単操作。アンテナを付けて、電池をいれて、後はスイッチをオン。面倒な操作は一切ありません。
電気器具や日用品などの製品に偽装し内部に基盤を組み込んでいます。見た目は全くわかりません。
- 簡単操作。コンセントに差し込んだ時点で送信を開始します。電源がコンセントから供給されるので半永久発信が可能です。
電話機・電話回線に仕掛ける盗聴器
電話回線に取り付ける型や電話機のカールコードやモジュラージャックに偽装した型。受話器を上げると発信します。
- 完璧にカモフラ-ジュされた外観。外観からは発信機とは分かりません。延長用のモジュラ-コネクタ型の電話用発信機です。本来のコネクタとしての機能は全く損なわれていません。
簡易型盗聴器発見器の誤った使い方
私のところに、市販の簡易型盗聴器発見器を使用しての問合せがあります。 話を伺うと、誤った使い方をしている人がほとんどです。
簡易型盗聴器発見器が悪いのではなく、誤った使い方をしているのが問題です。盗聴器は、室内や電話での会話音声を拾い電波を発信しています。
盗聴器から出ている電波を捉えれば、仕掛けられている盗聴器の場所特定ができるわけです。 本来必要なのは、広域受信機ですが、広域帯受信機は、価格も高く操作も難しいため、初心者には扱いにくいといえます。
実は、家電量販店やホームセンター等で売られている簡易型盗聴器発見器で、ほとんど費用をかけずに本体のボタンを押すだけで、盗聴器の有無を調べる方法を「あなただけ」に教えます。
簡易型盗聴器発見器を実際に使ってみた人から
- 「部屋のあちこちで反応する」
- 「TV付近でランプが点滅する」
- 「蛍光灯で反応する」
- 「電話機に近づけるとピッピッピッと音が鳴る」
こんな問合せが月に数件程入ってきます。
何だと思いますか?
そうです、盗聴器発見器を家電量販店やホームセンター等で買って 実際に使ってみた人からの問合せ電話です。 やたらと反応するので 『やっぱり盗聴器が・・・』 とますます不安になるようです。
このような簡易型盗聴器発見器は、2,000円~9,000円くらいで 市販されていて、値段も手頃で簡単に使えることから女性にも大変人気のある商品ですが、盗聴の知識がないと誤作動に戸惑ってしまい、 挙句の果てに、調査業者に盗聴調査を依頼し、結局、高い出費になって しまった、というケースも非常に多いのも事実です。

なぁ~んだ。使い物にならないじゃない・・
そうです。安いからといってこれじゃダメです。 不安製造機のようなものです。 簡易型盗聴器発見器は、無線式盗聴器を発見するものですが電波に反応してランプやアラームで知らせます。
電波は、何も盗聴電波だけとは限りません。 電波(電磁波)が出ているものに反応してしまいます。 テレビや電子レンジなどの家庭電化製品や近くに強い電波を発信している中継局、アマチュア無線局など様々な電波に反応することがあります。
正しく使えば、簡単に盗聴器の有無がわかります。
この世に出回っている市販盗聴器のほとんどが「無線式盗聴器」です。 そして、取り付けられる場所の多くは、
☆ 『電話機・回線周り』
もうお解りですよね。 ここを簡易型盗聴器発見器でピンポイントでチェックするのです。
正しい使い方をすれば、これで十分、盗聴器発見があなたにもできます!
量販店で売られている簡易型盗聴器発見器
<特徴>
- 無線式の盗聴器・盗撮器から出る電波を感知しLED(光)やアラーム(音)で知らせます。
- 手のひらサイズで持ち運びにも便利で、いつでもどこでも気になる箇所を調べることができます。
<感知周波数帯>
- 盗聴器に主に使用される周波数帯を中心に感知ができます。
- 種類によっては、3MHz~3GHzと盗撮器に使用されている周波数帯を カバーしているものもあり、盗撮器(無線式カメラ)も発見できる型もあります。
<デメリット>
- 盗聴電波以外の電波にも反応することもあり、(例えば、コードレス電話、携帯電話、電子レンジなど) 反応したからといって全てが盗聴器であるということにはなりません。 こうなると、不安が更に増してしまうこともあるので注意が必要です。
<価格>
- 2,000円~10,000円前後で市販されています。
- 基本機能は、どの機種もほぼ同一です。ただし、使いやすさ、感度の違いはあるようです。
このように様々な簡易型発見器が売られていますが、ここでは 「価格・デザイン・大きさ・反応度合い」 からみて、リーベックス社の盗聴器発見器<プラスガード>を使って説明します。
盗聴器発見器<プラスガード>
製品名:CG-PLUS(プラスガード)
盗聴・盗撮されているという恐怖感を取り除いてくれる盗聴・盗撮発見センサー!!
- 無線式の盗聴器や盗撮器に近づけると、赤い光 が点滅し、ピーピーとアラーム音が鳴ることで発見できる
- スイッチを押すだけで操作はきわめて簡単!!
- 重さ:55g
- サイズ:直径6.1cm×幅1.6cm
- 電源:CR-2032 2個3V
- 受信周波数領域:76~770MHz 1.5~2.5GHz
- 感知表示:3色のLEDによる電界強度表示とアラーム
プラスガードの使い方
▼ 本体の右上にあるのがスイッチです。押すと通常は黄色のランプが点きます。
▼ 電波を感知すると赤色のランプが点滅し同時にアラームがなります。
実際に盗聴器を探してみる
室内盗聴器を探す
電源コンセント周りを重点的に調べます。
【 三つ又ソケット、延長コード等】
1.プラスガードの右上のスイッチを少し強めに押しながら、ソケットに近づけます。
(5~10cm位)
2.ソケットや延長コードは、結構使ってますよね。 使っているソケットや延長コード全てを確認してください。
3.黄ランプであれば異常ありません。赤ランプが点滅し、アラームが鳴ればソケット、プラグをはずして下さい。
4.再びコンセントに近づけます。黄色のランプであれば外した三つ又ソケットや延長コードが怪しい。赤ランプが点滅するようであれば、このコンセントの中側が怪しい。
電話盗聴器を探す
電話機周りを重点に調べます。
【電話機、カールコード等】
1.受話器を上げ「123」を押します。
「この電話番号は現在・・・」とアナウンスが流れ通話状態になります。
(電話料金がかかりません)
2.通話状態のままプラスガードの右上のスイッチを少し強めに押しながら、電話機に近づけます。(5~10cm位)
3.黄ランプであれば異常ありません。赤ランプが点滅し、ブザーが鳴れば電話機自体が怪しい といえます。また、電話機の内部に盗聴器を仕掛けることもありますが、最近の電話機は内部の空きスペースが少ないこともあり確率的には低いと考えられます。
むしろ受話器と本体をつなぐ「カールコード」が盗聴器だったりします。 実際に偽装型として市販されています。
反応した場合は、思い切って電話機ごと新しいものと取り換えるのも一つの方法です。
モジュラージャック周りを重点に調べます。
【モジュラージャック等】
1.受話器を上げ「123」を押します。
「この電話番号は現在・・・」とアナウンスが流れ通話状態になります。
(電話料金がかかりません)
2.通話状態のままプラスガードの右上のスイッチを少し強めに押しながら、モジュラージャックに近づけます。(5~10cm位)
3.赤ランプが点滅し、ブザーが鳴れば内部に盗聴器が仕掛けられていることがあります。
- 1 で反応した場合は、NTTか電話工事屋さんに見てもらいましょう。
- 2 で反応した場合は、取り外し新しいものに取り替えましょう。
盗聴器発見器のまとめ
お解りになりましたか?
簡易型盗聴器見器には、感度のいい型とそうではない型に分けられます。
「感度が良い方がいいのでは?」
と思いがちですが、比較的広範囲で反応してしまうので、どれに反応しているのか良くわかりません。
反対に、感度を落とした型は、かなり対象物に近づけないと反応しないため、見逃してしまうことがあります
「プラスガード」は、付属アンテナ使用すると感度が上がり、アンテナを外すと感度が落ちますが、感度を落とした状態での発見方法がこれまでの解説です。反応した場合の対処方法は、少々乱暴ですが 「新しいものに取り替えてしまう」 ことです。
もちろん、反応したものを分解したり、知識のある人に相談するのも一つですが、面倒であれば丸ごと替えてしまうことです。
電話機は多少お金はかかりますが、延長コードやコンセント、ジャックは全部取りかえてもそんなにかかりません。 壁に付いているモジュラージャックや電源コンセント内部を調べるときは、電話・電気工事屋さんに依頼してください。
故障や感電など事故が起きる場合があるので注意が必要です。
盗聴器以外でも反応する場合があります
▲ デジタルコードレス電話は常時電波を発信しているので「プラスガード」は反応します。
▲ 電子レンジ使用中も反応します。
▲ アマチュア無線機が送信状態の時は、反応します。
盗聴器発見器人気ランキング
これまでに説明したように、一般的に売られている無線式の盗聴器であれば、高価な機材を揃えなくても簡易型盗聴器発見器で探すことができます。
深刻に盗聴に関してお悩み方は、盗聴器発見器に頼らず信頼できる探偵や盗聴器調査会社に依頼すると良いでしょう。
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